2023年9月の記事一覧

同じ授業を受けたはずなのに…❓️

効果的な「伝え方」は、それぞれの

子どもによって違うという実例を…。

 

私には、幼稚園で出会い、高校まで

同じ学校で過ごした大親友がいます。

 

小学校低学年では同じクラスでした

から、当時、同じ教科書を使って、

同じ先生から、同じ授業を受けたはず

なのですが…。

 

絵の苦手な私が、愚痴をこぼした時の

ことです。

 

「画材だけ与えて、さあ描きなさい!

って、無理だと思うの。

そんなの、原稿用紙の使い方だけ

教えて、作文を書かせるようなもの

じゃないの⁉️

国語の授業なら、題材の選び方、

文章の組み立て方、推敲のしかた

まで丁寧に教えるのに❗」

 

絵が得意でデザインの仕事をしている

友人曰く、

 

「作文のそんな説明、聞いた覚えが

ない…。

絵はね、画面の構成のしかたや、

色の選び方のコツは説明があったし、

教科書にも載っていたよ😁」

 

…なんということでしょう⁉️

私、そんな記憶はありません❗

 

興味のない内容については、

「分かりにくかった」という記憶すら

なく、全く受け取れていなかった

んですね。

 

どちらかというと真面目な私たち

でしたから、サボっていたり、

先生のお話を聞いていなかったりは、

していないと思うのですが…。

 

同じ情報を、同じように伝えられて

いたのに、私たち2人がそれぞれ

受け取れた情報は、こんなにも違って

いるのです。

 

これは、学校の授業だけで起こる問題

ではないと思います。

 

言語習得、生活習慣、大人が求める

様々な行動…。

子ども1人1人に、得意で

身に付けやすいことや、興味を

持ちにくいものがあり、分かりやすい

(応じやすい)伝え方は異なります。

 

「他の子はできるのに」

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はできたのに」

 

心配になったり、苛立ったりすること

もあるかと思います。

けれど、それは、私たち大人が、

その子にあった伝え方をできていない

だけかもしれません。

 

お子さんに伝わりやすい方法を

探してあげましょうね。

そして、私たちにもそのお手伝いを

させてください。

見てるよ、気にかけてるよ👀

幼い頃、私は内気な子どもでした。

深刻に辛いわけではないけど、

集団での活動が憂鬱(ゆううつ)な

程度には、友達少なめでした💦

 

そんな時、同じクラスの

「ひろこちゃん」という女の子が、

「お母さんが、あの子可愛いから

 遊びに来てって言った。」

と、お家に誘ってくれました。

 

ひろこちゃんとは、別に仲が良かった

わけではなく、ほとんど口を利いた

こともなかったように思います。

楽しく遊ばせてもらったけれど、

その後も特別仲良しになったわけではなく…。

 

それでも、なんとなくお互いに

「お友達」というカテゴリーには

なったように思います。

いつも一緒の「親友」以外に、

クラスに「お友達」がいるということ

は、園生活をずいぶん心強いものに

してくれました。

 

幼少期の私が目を引く美少女だった…

というのは事実ではない(笑)ので、

何かの機会に、ぽつんと1人でいる

私の様子を見た、ひろこちゃんの

お母さんが、気にかけて、

仲良くなれるように手を打ってくれた

のだろうと思います。

 

誰かが自分を見てくれている、

気にかけてくれている、更には、

自分にはそうしてもらえる価値がある

と思えることは、とても嬉しいことです。

そうした思いは、目の前の課題に取り

組み、解決していくための原動力に

なります。

苦しい時、うまくいかない時、

それでも自分は価値のある存在なのだ

と信じられる根拠ともなり得ます。

 

子ども達が色々な活動に取り組んで

いる時(うまく応じられない時)、

できて当たり前と流してしまったり、

ただ注意したりすることも多いかと

思います。

 

「上手にできているね」

「頑張っているんだよね」と注目し、

認めていると伝えてあげることが、

その頑張りを後押しすることに

つながります。

 

園生活、センターでの活動でも、

頑張りを見ているよ、あなたのことを

気にかけているよと、ことばで、

身振りで、視線で。

意識して伝えるようにしています。

聞いてたんだね👂

お昼寝の時間、にじチームのお部屋を

のぞいてみたら…。

 

3歳のAちゃんが、小さな

トリケラトプスのぬいぐるみを抱いて

眠っていました💤

担任のスタッフに聞くと、同じチーム

のお友達、Bちゃんの「マイブーム」が

恐竜なのだそうです。

 

この2人、普段の活動の中では、

なんとなく場を共有して遊んでは

いるものの、今のところ、まだ

「一緒に遊ぶ」ということは、

あまりありません。

 

Bちゃんの恐竜トークも、興味を

持って聞いている様子ではなかった

とのこと。

 

ぬいぐるみをしまってある箱の、

底の方から、トリケラトプスを

探し出して抱っこしたそうですから、

実は、関心があったのでしょうね。

 

Aちゃんは、自分のしたいこと、

イヤなことを、ことばで伝える

ことができます。

 

ただし、これまでは

コミュニケーションの対象は

大人だけで、同年代のお友達の

ことばにはあまり興味を示して

いませんでした。

 

でも、お友達のことばを聞いて、

いっしょに遊んだり、お話に

加わったりこそしなかったけれど、

Bちゃんの話していた「恐竜」の

ぬいぐるみの話を聞いていたのですね。

それは、お友達との

コミュニケーションへの第一歩!に

なりますね。

 

ことばはわかる(話せる)のに、

「会話」ができないとお悩みの方も

いらっしゃるかと思います。

 

Aちゃんのように、お話を聞いて

いない、興味がないように見えても、

実は聞いていて、内容もわかっている

ということがあります。

 

 時に一方通行に思える

ことばかけも、ちゃんと意味のある

ことなんですよ。

 

今は「投げかけ」の時。

すぐにお返事がなくても、

反応してくれる時をそっと待って

あげましょう。

 

できれば、お子さんが、今、

見ているもの、していること、

興味のあることに沿ったことを

お話してあげると、より効果的に

コミュニケーションにつながって

いきますよ。

「がんばる」の種をまきましょう🎵

今月の「おべんきょう」予定です。

 

これ、なんだと思いますか?

なんだかおいしそうですね🍓

試作中に通りかかった職員のほとんど

が(特に青)チョンッとつついて行きました😆

 

傘袋の中に、食用色素で色をつけた

お水を入れて縛ったものです。

1本の傘袋から4〜5個作ることが

できます。

 

さて、何に使うのでしょう?

 

夏☀️(もうじき秋になりますが…)の

暑い日にうれしい瞬間冷却パック

を作ります❗️

 

アルミパウチなどに粉末と、液体の

小袋が入っていて、強く叩いて小袋を

破ると、冷たくなる製品です。

最近あまり見かけない気がしますが、

スポーツをされる方ならご存知でしょうか?

 

実は、意外に簡単に作れるんですよ🎵

 

上の写真の水入り袋を、園芸用肥料の

尿素(硝酸アンモニウムでも可)と

一緒にフリーザバッグに入れます。

 

密封すれば出来上がり🎵

お子さんが扱う時には、念のため、

口をビニールテープでしっかり閉じると安心です。

 

なるべく空気を抜いた状態で

密封すると外の袋が破れにくいですよ。

 水と尿素の量は、概ね同量にすると

良いようです。

 

説明を聞いて(手順書を見て)、

作業を進めることができるかな?

力を入れて、水袋を破ることが

できるかな?

ヒンヤリ⛄️冷たくなるのが、

わかるかな?

年長さん達には、使う材料を、

職員にもらいに行くことにも

チャレンジしてもらおうかな❓

計画中です。

 

冷たくなる仕組み…は、

今はわからなくてもいいかな?

 

 楽しい✨という体験を通して、

机上で「おべんきょう」することや、

読み書き、コミュニケーションの

楽しさを学べるといいなと思って

います。

 

そして、いつか、大きくなって、

学校で、日常生活で…。

ちょっとした課題に向き合う時、

「あの時の、楽しかった、あれ❗️」

というワクワク感を持って取り組む

ことができれば素敵ですね。

 

「おべんきょう」など、大人に

求められる活動を頑張れた❗️

楽しめた✨という経験は、

学業に限らず、「やるべきこと」

「ちょっと難しいこと」を頑張る

ための原動力になりますよ。