2022年6月の記事一覧

でんでんむしむし♪

センターでカタツムリ🐌が流行中なので、便乗して…。

今日は、お子さん達の言葉の発達とは少し離れたお話を。

 

デンデンムシ、カタツムリ、マイマイ、蝸牛(かぎゅう)…。

呼び方は色々ですが、これ、全部🐌のことですね。

 

STの領域で🐌蝸牛(かぎゅう)と言えば、「内耳(ないじ)」。

振動として伝わった「音」を、電気信号に変換して受容する器官です。

内部はリンパ液で満たされていて、カタツムリの殻(から)のように本当にぐるぐると

渦(うず)を巻いているんですよ!

音の高さを判断したり、受信した音に反応して、細胞そのものがダンスをするように動いて音を増幅したり…。

とても精密で神秘的な器官です✨

 

それから、ことばとの関わりで言うなら、柳田國男『蝸牛考』が有名です。

都(文化の中心地)で使われることばが、人々の移動や交流によって地方へと伝わっていき、

都では使われなくなった古いことばも、より遠く離れた地域には方言として残り続けます。

そのため、都(日本の場合は京都でしょうか。)からの距離が同じくらいの地域のことばには

似た語彙があるという説があり、柳田國男氏はこれを「カタツムリ」の呼び方の地域差によって論じています。

(『蝸牛考』の説明としては大ざっぱすぎますが、ご興味のある方は実際に読んでみてください)

松本清張『砂の器』で、この学説(方言周圏論〈ほうげんしゅうけんろん〉と言います)が

事件の鍵🔐となっていますから、推理小説ファンの方はご存知かもしれませんね。

 

ちなみに、こうして伝わっていくことばの速度はおよそ1km/年。

(井上史雄『日本語は年速1キロで動く』2003.7.1から)

これは、カタツムリの移動速度と同じくらいだそうですよ🐌

(でも、新型コロナの流行で、インターネットが劇的に普及した現在だとどうなっているんでしょうね?)

皆さんのおかげで…

センターの子ども達の中には、ちょっとした声かけの仕方(しかた)で

癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう子もいます。

こうした子ども達って、「激しい」「気性が荒い」と言われがちです。

でも、そうではないような気がします。

 

ことばや、その他の刺激に対して人一倍デリケートな子のように感じます。

 

ここ、愛媛県の方言・伊予弁について、司馬遼太郎は「坂の上の雲」の中で、

喧嘩(けんか)には向かない、日本一「悠長な」ことばだと述べています。

ゆったり、のんびりしたことば遣いに慣れているので、

他地域のキツメに聞こえてしまう方言に触れたときには、少々びっくりすることがあります。

 

大人の声かけで癇癪(かんしゃく)を起こす子の気持ちって、ちょっとそれに似た部分があるのかなと思います。

言われていることがわからないわけじゃないんだけど、「ダメ」と否定されたことが強く印象に残って、

反発してしまう…。

 

なので、なるべく優しい声とことばを選んで、「○○してはダメ」ではなく、「△△しよう♪」と誘うことで、

うまく応じてくれることがあります。

 

センターでこうした工夫をしているうちに、大人同士のやり取りや家庭でも、

同じような関わり方が癖になってきました。

…すると、小学生の我が子がよく言うことを聞くようになりました!

 

無意識に、もう小学生なんだから、「こんなの言わなくてもできるでしょ!」

「どうしてちゃんとしないの!?」のような言い方になってしまい、

混乱させたり反発させたりしてしまっていたみたいです。

 

センターの子ども達のおかげで、我が子への対応を見直す機会になりました。

皆さん、ありがとう❤️

 

…でも、一切癇癪(かんしゃく)が起きないようにはできないし、

特にご家庭では、常にじっくり配慮して声かけするのも難しいですね。

お子さんが癇癪(かんしゃく)を起こすからといって、お子さんが悪いわけでも、

親御さんの関わり方が悪いわけでもないですよ!

お子さんがスムースに動ける方法を、一緒に試行錯誤していきましょうね。

走る!!ST!

何を隠そう、私は体を動かすことが大の苦手です😫

学生時代、走れば先生から「真面目に走れ!」と怒鳴られ(全速力なのに!!)、泳げば沈む…。

 

そんな私ですが、今は園庭で子ども達と一緒に走る、走る、走る!

本気の追いかけっこです。

 

STがどうして追いかけっこを?

それは、楽しく体を動かしながら、「ぼくのこと、おいかけて!」「ねえねえ、にげて♪」と遊びに誘うことや、

「タッチしたら交代だよ」という簡単なルールを理解するためのステップとして、ちょうどいいからです。

みんなで大笑い😄しながら走り回っていると、普段はお友だちの輪に入るのが苦手な子も、なんとなく加わって、

一緒に遊べることもあります。

 

そらチーム・にじチームの子ども達の多くは、まだ追いかけっこのルールを完全には理解していません。

だから、ただただお友だちやスタッフと走り回るのが楽しくて、ST、延々と追いかけ回すこともしばしばです。

 

そんな時、くじらチームのお兄さん・お姉さんがいると、大活躍してくれます❗️

「Aちゃん、タッチだよ。」「つぎはBちゃんだよ、いっしょにおいかけよう!」と声をかけ、手を引き、

小さなお友だちがルールに沿って遊べるように優しくサポートしてくれます。

走り疲れてヘロヘロしているSTの様子に気づいて、鬼役をタッチ交代してくれることもあります。

(なんて優しい!)

 

親御さんの体力づくりと、お子さんとのコミュニケーションに、追いかけっこ、オススメですよ。

とまと、ちょうだい!

ミニトマト🍅、大好きなお子さん、多いですね。

センターの給食にも、ミニトマトはよく登場します。

 

にじチームの給食での1コマです。

 

ミニトマトがだ〜い好きなAちゃん、自分のお皿のものを食べ終わると、

ジェスチャーで「おかわり、ちょうだい」と伝えてくれます。

スタッフのお皿のミニトマトを指差して、「もう1回」と「ちょうだい」のジェスチャーを続けることで、

「これ、もう1個、ちょうだい」と伝えてくれることもあります。

 

最近、Aちゃんと私が気に入っているやりとりです。

 

私:はい、トマト、どうぞ。1個、2個…○個あげるね。

Aちゃん:(もぐもぐ)いち…、(もぐもぐ)に…、(もぐもぐ)さん…。

 

発音は明瞭ではありませんが、指を立てながら「5」まで数えることができます。

「6」以上になると(片手の指では足りないので)、「5」の指を繰り返しながら、

「あれ?」という表情で首を傾げています。

…ということは、たぶん「6」以上も頭の中では数えることができているのでしょうね。

 

先日、ちょっと試してみたのが…。

「トマト、何個欲しい?1個?2個?3個?」

 

…Aちゃん、ちょっと考えてから、かわいいおててを「パー✋」にして、「お(5)!」と答えてくれました❗️

お皿の上のミニトマトは、5個でした🍅

 

数字の順番通りに追わなくても、ちゃんと数えることができているんですね。

おみそれしました…。

 

はっきりとした「ことば」が出にくいお子さんの場合、何も分かっていないように思われがちで、

意思確認をしてもらえる機会が少ないことがあります。

でも、「ことばでの発信が少ないこと」と、「わからない」ことは、イコールではありません。

時々、こうして質問を投げかけてみるといいかもしれませんね。

 

ちなみに、私のお皿のトマト🍅(もちろん、お箸をつける前の物ですよ)は、

Aちゃんのお腹に収まることが多いのですが、私は実はトマトが苦手なので、2人はwin-winの関係です❤️