見てるよ、気にかけてるよ👀

幼い頃、私は内気な子どもでした。

深刻に辛いわけではないけど、

集団での活動が憂鬱(ゆううつ)な

程度には、友達少なめでした💦

 

そんな時、同じクラスの

「ひろこちゃん」という女の子が、

「お母さんが、あの子可愛いから

 遊びに来てって言った。」

と、お家に誘ってくれました。

 

ひろこちゃんとは、別に仲が良かった

わけではなく、ほとんど口を利いた

こともなかったように思います。

楽しく遊ばせてもらったけれど、

その後も特別仲良しになったわけではなく…。

 

それでも、なんとなくお互いに

「お友達」というカテゴリーには

なったように思います。

いつも一緒の「親友」以外に、

クラスに「お友達」がいるということ

は、園生活をずいぶん心強いものに

してくれました。

 

幼少期の私が目を引く美少女だった…

というのは事実ではない(笑)ので、

何かの機会に、ぽつんと1人でいる

私の様子を見た、ひろこちゃんの

お母さんが、気にかけて、

仲良くなれるように手を打ってくれた

のだろうと思います。

 

誰かが自分を見てくれている、

気にかけてくれている、更には、

自分にはそうしてもらえる価値がある

と思えることは、とても嬉しいことです。

そうした思いは、目の前の課題に取り

組み、解決していくための原動力に

なります。

苦しい時、うまくいかない時、

それでも自分は価値のある存在なのだ

と信じられる根拠ともなり得ます。

 

子ども達が色々な活動に取り組んで

いる時(うまく応じられない時)、

できて当たり前と流してしまったり、

ただ注意したりすることも多いかと

思います。

 

「上手にできているね」

「頑張っているんだよね」と注目し、

認めていると伝えてあげることが、

その頑張りを後押しすることに

つながります。

 

園生活、センターでの活動でも、

頑張りを見ているよ、あなたのことを

気にかけているよと、ことばで、

身振りで、視線で。

意識して伝えるようにしています。