2022年4月の記事一覧

「うしさん」のジェスチャー募集!

まだことばの少ないAちゃん。

ジェスチャーで色々なことを伝えてくれます。

 

両方のほっぺに握りこぶしを当てて「アンパンマン」。

手のひらをキラキラ動かして「星」。

丸、三角、四角、ハート💕等々。

 

他にも、動物の写真を見ながら、色々なジェスチャーを工夫してくれます。

頭のてっぺんで握り拳を縦にくっつけて「きりん」の長い首を表現したり、

目を指差して「メエメエ、ひつじさん」を表現したり

とってもクリエイティブです。

 

こうしたやりとり遊びを通して、コミュニケーションの楽しさ、伝わる喜びを経験していくことが、

「ことば」につながっていきます。

「アンパンマンだね。」「キラキラ、お星様だね。」等と、ことばを添えて受け止めてあげてください。

 

そんなAちゃんが、今、工夫を重ねているのが、「うしさん🐮」です。

握りこぶしをこめかみに当てて耳(?)のようにしてみたり、輪にした手を片眼に当てて

お顔のぶち模様を表してみたり

しっくり来ないのか、困ったように大人の顔を見て首を傾げる様子はとても可愛らしいです

 

「うしさん」、おすすめのジェスチャーはないでしょうか?

何かいい案がありましたら、ぜひ伊予くじらSTまで!

STの子どもの言うことには…。

私には小学生の子どもが1人います。

STの子どもなら、ことばが達者で、国語の成績が良さそう…って、思いますか?

残念ながら、そんなことはなく、良くも悪くも平均点の子です。

ただ、小さな頃から色々な検査(年齢・発達に合わないものも含め)の練習台に使われたり、

ことばや気持ちについて執拗に質問されたり…という母からの迷惑行為に慣れているので、

同年代の子どもより少し寛容な性格かもしれません。

なので、発達やことばに関する質問にも、わりと真摯(しんし)に答えてくれます。

 

さて、そんな我が子にした質問とその答えです。

Q.どうして「ことば」を覚えようと思ったの?

A.指差したり、泣いたりしてもお母さんがわからないから、喋れるようになった方が早いと思った。

(察しの悪い母でごめん…。)

 

…だそうですよ!お父さん、お母さん!

お子さんのことばが気になる時、「なんとか聞き取ってあげなくては」とか「わかってあげられないなんて、

親として情けない」なんて、思い詰めていませんか?

時には伝えたいことを読み取ってもらえないことも、子どもにとっては話したいと思う動機になるようです。

 

お子さんの言いたいことがわからなくても、今のところは、まあいいじゃないですか。

指差した先を一緒に見たり、ことばや表情、仕草を真似たり、「そうだね、〇〇、きれいだね」等と

お子さんのことばを補ってあいづちをうってあげたり…。

共感を示しながら聞いてあげることで、「お話してくれてうれしいよ」という気持ちを伝えて上げてください。

今はわからなくても、やりとりを楽しむことが、きっと「ことば」の発達をサポートしてくれますよ。

どうして食べないの?

お食事が進まないのは何故かしら?

 

STの立場では、「食べない」のには「食べられない・食べたくない」理由があるのではないかと考えます。

 

例えば、味が嫌い、匂いが嫌い、食感が好みじゃない、見た目がなんかイヤ…。

これも立派な理由です。

今まで何でも食べていたのに好き嫌いが始まったのなら、そういった食べ物の違いが分かるようになり、

好みが出てきたのでしょう。

少しずつ、食べられるものが増えるように工夫しながら、お子さんの成長を喜んであげてもいいと思います

(お食事の準備をするお家の方は大変ですけどね😝)。

 

遊び足りなかったり、視界に入るおもちゃ🧸やテレビ📺などが気になっているということも、

お食事が進みにくい理由としてはよくあります。

可能であれば、食卓の周りを片付けたり、テレビを消したりすると、お食事🍛に集中できるかもしれません。

 

それから、噛む力や飲み込む力が不十分な場合。

硬くて噛みきれない食べ物🍖が、お口の中に長く残ってしまうようなら、ちょっと食べたくなくなりますよね。

飲み込みがうまくできず、むせてしまう時には、食べるのがしんどくてイヤになるのも当然かなと思います。

 

そんな場合には、食べ物の形状を考えてあげてもいいかもしれませんね。

食材を少し小さめに切ってあげたり、軟らかめのものを選んであげたり。

むせることが多いようなら、しっとりした食感のものや、

質感の均一なもの(水分と固形部分が分離したものはむせやすいです)が、食べやすいかもしれません。

お口にいっぱい食べ物をつめ込んでしまうようなら、

スプーン🥄を小さめのものにする(一口の量を減らすため)のも、1つの方法ですよ。

 

もちろん、単に食が細いだけという場合もあるので、お子さんの様子を見ながら、

楽しくお食事を摂れる方法を探っていきたいですね♪

家ではできるのに…

入園、進級おめでとうございます🎉

 

新年度が始まり、期待も不安もたくさんありますね。

少しずつ心配事を軽減し、大きな夢✨を花咲かせたいですね🌸

 

さて、お家でのお子さんと、幼稚園・保育園やセンターで聞かされるお子さんの様子が、

ずいぶん違うな🤔と思われることってありませんか?

 

「家では甘えてばかりなのに、園ではお利口さん」

「園では自分でご飯を食べると聞いているけど、家ではお手伝いしないと食べない」

「家ではしゃべってるのに、園ではことばが遅いって言われる…」等々。

 

特に3つ目。

家庭では年齢相応のことができていると思うのに、発達の遅れを指摘されると、

ちょっとムッ😠とするし、不安になっちゃいますね。

 

どうしてそんなことが起こるのか…というと、家庭と園ではいろいろな環境が違うからなんです。

ご家庭なら、1対1でお話を聞いてあげる時間が長く取れる分、覚えたての、まだおぼつかないことばでも、

緊張せずお話しできるのかもしれませんね。

また、周りにお友だちが大勢いると、気になってしまって、

伝えたいことばがお空に飛んで行ってしまう🦋こともあるかも?

大人の注目も、おもちゃも、お友だちみんなと分け合うので、

大声を出したり泣いたりしてアピールするのも、お子さんなりの戦略かもしれません。

 

それと、もう1つ。

保護者のスキルがとっても高い場合…。

お子さんが上手に話せなくても、会話が成立しちゃうんです。

ひょっとしたら、お父さん・お母さんがコミュニケーションパートナーとして有能すぎるのかも?

(素晴らしいことなのですが、誰もが聞き上手なわけではないので…)

 

どのケースにしろ、「あれ?」「うちの子、そんなんじゃないのに…」と感じたら、

どうか遠慮せず、教えてくださいね。

そういった「家ではこんななんです❗️」という情報は、園(集団生活の場)で、

お子さんが持っている能力を発揮できる環境づくりや、より発達をうながすかかわりの、大きなヒントになります。