ことばの種(STさんのつぶやき)

母の教え

母の教え

我が子が1〜2歳の頃。

イヤイヤ期にはまだ早い時期だった

でしょうか?

理由なく(大人には理由が分からない

ように見えた)泣いたり、怒ったり

することがありました。

まだことばでの説明も覚束ず、

本人にも何が不快なのかはっきり

分かっていないように見えました。

 

生活のスケジュールが乱れたり、

保育園での活動にもうまく参加

できなかったり。

泣いて、怒って、普段ならわかるはずの

声かけが耳に入らないのには、

参りました💦

 

そんな時、私の母から言われたのが、

「子どもの肌着や靴下は、裏返して洗濯しなさい。」

ということでした。

 

理由は、肌着や靴下の中のほつれや

毛玉が、なんとなく不快で、

不機嫌になることがあるから。

 

「そんなことで?」と思いつつ、

靴下を裏返すと、つま先あたりに

毛玉のような糸くずが溜まっている

ことに気づき、洗濯のたびに

取り除くようにしました。

 

これを始めてから、謎の

「イヤイヤ」は、ぐっと減りました。

声かけにもよく応じられることが

増えました。

 

大人から見ればほんの些細なことが、

子どもにとっては重大な不快要因

である場合があるんですね。

 

子どものものに限らず、

裏返して洗濯するのが当たり前

という方もいらっしゃるでしょう。

洗濯で全てが解決するということでもありません。

 

けれども、大人の小さな工夫で、

子どもが困らずに済む環境を

整えてあげることが、促しに応じたり、

スムースに行動したりすることに

つながると実感したエピソードでした。

 

お子さんが応じられない、

行動できない(したくない)理由は、

どこにあるのでしょうね?

 

本当に小さなことかもしれない、

その要因を、

一緒に探していきたいですね。