ことばの種(STさんのつぶやき)
海の日🏖️
今日は海の日ですね。
今日は子どもの頃の、海にまつわる思い出話を。
日頃の子どもたちとの関わり方を
振り返る際に参考となるエピソードです。
私が子どもの頃、海での遊び方はただただ
泳ぐことがほとんどだったように思います。
電車ごっこのように浮き輪で列を作った
子ども達を、父親が足のつかないところ
まで引いていき、一斉に岸に向かって
泳ぐ競争はとても盛り上がりました。
(親の立場になった今では、ゾッとするような危険な遊びですね💦)
ある年の夏、私を含む何人かが、
この遊びをしたくないと主張しました。
映画「ジョーズ🦈」の大流行で、
サメが怖かったからです。
父は怒りました。
「人喰いザメなんて映画の中のことだ。
瀬戸内海にサメなんかいない」という
のが、その理由です。
結局、一緒に遊んでいた年上の男の子
たちが、ゴーグルをつけて海中をチェック
し、「サメはいなかった」と言ってくれた
ことと、泳ぎの達者な女の子が、私たちの
浮き輪を引いて泳ぐことを提案してくれた
ことで、みんなで楽しむことができました。
このことから思う、子どもの「いやだ」
への有効な対応は2点。
①訴えそのものに向き合う姿勢を
見せること。
②訴えていること以外に、不安に思って
いるだろうことを軽減すること。
(サメを怖がったのは、泳ぎが苦手な
メンバーでした。たぶん、サメとは関係
なく、海がちょっと怖かったんでしょうね。)
子どもは「正論」よりも、自分の思いに
真摯に向き合ってもらえていると
感じられることの方が、心に響くことが
あります。
あの日の、お兄さん、お姉さんたちの
ように、今、私は子どもたちの思いに
寄り添うことができているでしょうか?
と、自問自答しています。