2022年4月の記事一覧
STの子どもの言うことには…。
私には小学生の子どもが1人います。
STの子どもなら、ことばが達者で、国語の成績が良さそう…って、思いますか?
残念ながら、そんなことはなく、良くも悪くも平均点の子です。
ただ、小さな頃から色々な検査(年齢・発達に合わないものも含め)の練習台に使われたり、
ことばや気持ちについて執拗に質問されたり…という母からの迷惑行為に慣れているので、
同年代の子どもより少し寛容な性格かもしれません。
なので、発達やことばに関する質問にも、わりと真摯(しんし)に答えてくれます。
さて、そんな我が子にした質問とその答えです。
Q.どうして「ことば」を覚えようと思ったの?
A.指差したり、泣いたりしてもお母さんがわからないから、喋れるようになった方が早いと思った。
(察しの悪い母でごめん…。)
…だそうですよ!お父さん、お母さん!
お子さんのことばが気になる時、「なんとか聞き取ってあげなくては」とか「わかってあげられないなんて、
親として情けない」なんて、思い詰めていませんか?
時には伝えたいことを読み取ってもらえないことも、子どもにとっては話したいと思う動機になるようです。
お子さんの言いたいことがわからなくても、今のところは、まあいいじゃないですか。
指差した先を一緒に見たり、ことばや表情、仕草を真似たり、「そうだね、〇〇、きれいだね」等と
お子さんのことばを補ってあいづちをうってあげたり…。
共感を示しながら聞いてあげることで、「お話してくれてうれしいよ」という気持ちを伝えて上げてください。
今はわからなくても、やりとりを楽しむことが、きっと「ことば」の発達をサポートしてくれますよ。