2022年8月の記事一覧

イヤだイヤだ!イヤだー!!

お子さんの「イヤイヤ!」にお悩みの親御さんも多いかと思います。

 

今日はセンターの子ども達の「イヤだ!」のお話をしたいと思います。

 

やりたくないことを提案された時、プイッと横を向いて知らんぷりをしたり、

そっと手で押し返すことで「No!」の意思表示をしていたAちゃん。

最近、職員の顔に自分の顔を近づけて、笑顔でフルフルと首を振るようになりました。

「見て、ぼく、イヤって言ってるよ」

 

思いが叶わないと、泣いて怒って、手で押したり、叩いたりすることのあったBちゃん。

先日は、ボールプールの色とりどりのボールを独り占めしたくて怒っちゃいました😡

でも、ダメなことはわかっていて、床に突っ伏して「もおっ!」と…。

葛藤していました。

「わかってるけど!イヤなんだ!この気持ち、わかってよ!」

 

「イヤだ!」という思いを、「う〜っ!」と声を上げることで表現するCちゃん。

表現方法に大きな変化はないけれど、少しずつ様子が変わってきました。

これまではCちゃん自身にも何が「イヤ」なのかはっきりわからず、

「なんか不快なんだ、なんとかして!」だったのが、

「これはしたくないんだ!」「このおもちゃじゃなきゃイヤだよ!」という訴えに。

時には、お気に入りの職員に「あの人がダメって言ったんだ!」と言いつけるような様子も❗️

 

イヤな時には「うわーっ!」と怒っていたDちゃんは、「お茶飲もう」の声かけに、

「いらん!」と、ことばでお返事してくれました。

 

「イヤだ」を否定的に捉えてしまうことが多いと思います。

実際、我が子に「イヤだ!」と拒否されるのは、ママ(パパ)にとっては辛いことです。

でも、「イヤだ」を表現できることは、とても大切なことです。

怒る、叩くなどの方法で「イヤだ」を表現する時には、「イヤだったね」「こうしたかったんだね」

と代弁してあげる等、より適当な「イヤだ」の訴え方を見せてあげるといいでしょう。

 

また、「いいよ♪」は、ことばやジェスチャーにしなくても、相手の関わりに任せておけば場が成立するので、

「イヤだ!」の表現が強く出るのは、自然なこととも言えます。

 

子どもの「イヤだ!」は、「ママ(パパ)キライ!」ではありません。

①「イヤだ」がわかるようになった。(何がイヤなのかがわかるようになった。)

②「イヤだ」を言える(表現できる)ようになった。

③「イヤだ」を言える関係が築けている。

…等々。

子どもの成長の証拠でもあります。

 

(次回は、子ども達が「イヤだ!」で表現する内容について、考えていきたいと思います。)