「先生」が大好き❤️

センターの子ども達と一緒に近所の公園へお出かけした時のことです。

 

何組かのご家族連れの先客があり、一緒に遊ばせてもらいました。

年齢の近い子ども達ですから、追いかけっこしながら笑い合ったり、

遊具の順番を譲り合ったり、時には取り合いになりそうになったり…。

良い刺激になり、子ども達、とても楽しめた様子でした。

 

その中の1人のお子さんは、ニコニコと全開の笑顔で近づいてきて、

私たち職員ともたくさん関わってくれました。

 

「先生」というものが大好きなのだそうです。

 

どちらの園に通われているのかはお聞きしませんでしたが、

きっと優しく温かい雰囲気の園なのでしょうね。

 

お母さんは、ただの世間話として話してくれましたが、

このことは、お子さんにとって素晴らしい宝物だと思います。

園生活を安心して送れるだけでなく、「大好き❤️」な人の声かけや促しは聞き入れやすく、

ことばや生活習慣、様々な活動が身につきやすいからです。

 

子どもって、わかりやすい声かけや関わり方をしてくれる大人のことが、「大好き❤️」です。

それは元々の相性である場合もあれば、大人の側の工夫による場合もあります。

そのどちらであっても、自分に合った対応をしてくれる人の言うことなら、安心して受け入れられますよね。

 

センターの子ども達の中にも、特定の「大好き❤️」な職員の関わりであれば、

苦手な活動にも参加できる子は多いですよ。

 

また、子どもの「世界🌍」は、大人が思う以上に狭いです。

園やセンターの職員=「先生」は、家族以外の「大人」の全てに近い意味があります。

「先生」が「大好き❤️」ということは、大人を信頼できると子どもが

思えることでもあります。

これは、将来の「生きやすさ」の基盤にもなる、大切なことです。

 

センターの子ども達も、「大人」は自分たちの味方だよ、「世界🌍」って結構悪くないところだよと

信じられるように、今まで以上に関わり方に工夫をしていこうと思った出来事でした。