ブドウの木
我が家はブドウの栽培が盛んな地域に
あります。
近頃は、シャインマスカットや藤稔
(ふじみのり)などの大粒で甘く、
種のない品種が主流になっています。
そんな中、親戚の畑では、私のためにと各畑に1本、
古いデラウェア(赤っぽい小粒の品種)
の木を残してくれています。
幼い頃に、私がたった一言
「デラ(デラウェア)が好き」と
言ったことが理由です。
でも、そんなにすごく「デラウェア」が
好きというわけではないんです。
「デラウェア」そのものが好き
というより、種のあるブドウがイヤ
だったのと、他の品種の区別がつかず
(当時は濃い紫で粒の大きさが中位の
ものがほとんどだったので)、確実に
知っている品種名を言ったような記憶が
あります。
小さな子どもとのやり取りでは、
こうした小さな行き違いは、
わりと頻繁に起こります。
子どもの「〇〇好き」は、本当に
それが好きとは限りません。
本当にそれが好き❓
言い間違い❓
知っていることばを言ったのかな❓
一生懸命伝えてくれることばから、
子ども達が本当に伝えたいことを
読み取ってあげたいですね。
*大人の問いかけに対して、
「わからない」「どっちも違うよ」
等と答えることは、経験のない子どもにとって
意外に難しいものです。
答えなかったり、場に合わない単語を
答えたりする場合には
1、質問内容はわかる。
2、応じる気持ちもある。
でも、答えが「わからない」のかも
しれませんよ。
お子さんがが応えやすい質問をするためには?
次回に続きます。