「今」しなきゃダメなの?
私の父は、1度靴を履いて外に出ると、
戸外での用事が全部終わるまで、
絶対に靴を脱ぎません。
忘れ物をしたら、
ピンポン❗️ピンポン❗️と、
呼び鈴を鳴らし続け、
屋内に居る家族を呼び出し、
「おーい、〇〇取ってくれ」と。
料理中だろうと、電話中だろうと、
お構いなしです💦
このこと以外にも、自分のペースで
不要不急の用事を「今」するように
要求することがあります。
ちょっとイラッ💢とします。
でも、これ、私たち大人が日常的に
子ども達にしていることだと
思いませんか?
楽しく遊んでいる時に、
「トイレに行こう」
「お片付けをしよう」
「お風呂に入ろう」等々。
トイレに成功しそうなタイミング
だったり、生活習慣やその後の
予定を考慮すると、それらを
「今」することに意味があります。
大人にとっては、それが当たり前。
だから、「イヤだ💢」と反応されると、
反抗的だと感じたり、叱ってしまったり
することがあります。
だけど、子ども達にとっては❓
特に、時間の概念、時計の見方が
未習得の小さなお子さんに、
「時間(スケジュール)だから」は、
納得しにくいかな?と思います。
トイレにしても、トレーニング中の
お子さんでは、排尿の感覚もまだ
はっきりつかめていないでしょうから、
「今」行く必然性は薄いでしょう。
促しに応じられない時、楽しい活動を
「大人の都合で急に中断させられた」と、
子ども達に感じさせていないでしょうか?
「これが終わったら、次は〇〇をするよ」
「時計の針が〇になったら、おしまいだよ」
「10数えたら、お片付けをしようね」
次にすることや、そのタイミングを
予告することで、応じやすくなる場合が
あります。
楽しくって、盛り上がりすぎていると、
その「予告」が耳に入りづらいことも
あります。
「おしまい」や中断に向けて、
少しずつおもちゃを減らしたり、
ゆったりしたBGMをかけたりして、
カームダウンしていくことも有効ですよ。
また、「『今』する必要があるんだよ」
「『今』しないと、『後で』は難しいよ」
ということを根気よく伝えていくこと。
「まだ遊びたかったんだね」
「今はしたくなかったんだね」と
共感を示すことも、子ども達にとって、
応じやすくなるポイントになります。
*伝わりやすい「予告」の方法については、
また別の機会に詳しくお話ししますね。