仲良く遊ぶために。
廊下から園庭を見ていると、
むかでキッカー(3人乗りの乗り物)に
またがっているお友だちを押し除けて
乗ろうとするAちゃんが見えました。
乗り物に乗っているお友だちを押し除ける
という行動は、少々危険です。
でも、離れた場所から大声で注意する
のでは、伝わりにくいし、「怒られた💢」
という悲しい気持ちだけが残ってしまう
かもしれません。
Aちゃんの近くにいる職員に声かけを
依頼しようと思った矢先、見られている
と気づいたAちゃんと目が合いました👀
「見つかっちゃった💦」と、
ちょっとバツの悪そうな表情になった
Aちゃん…。
そっとお友だちの肩から手を離し、
「いっしょに乗ろう」と声をかけます。
そして、「これでいい?」というように
視線をくれます。
両手で大きく⭕️を作って見せると、
Aちゃんもニッコリ(^_^)
わかってくれて、ありがとう。
この場面、ご家庭で対応する時には、
押し除けようとしたこと自体を叱って
しまうかと思います。
公園などでのお友だちとのトラブルで
あれば、相手のお子さん、保護者への
配慮という意味でも、妥当な対応だと
思います。
けれど、魅力的なおもちゃを使いたい、
独占したいというのは、小さな子どもに
とって自然な感情ではないでしょうか?
まずは、その気持ちを我慢できたことを
認めてあげたいなと思います。
一緒に遊ぶともっと楽しい❗️ということ、
お友だちとするのが嬉しい❤️という
人間関係、それから、譲ってあげたら
喜んでもらえていい気分だった🎵
ということを、たくさん経験することが、
おもちゃの貸し借りや共有をするための、
子ども達の内面を育みます。
大抵の子どもが「良い行動」を身につける
には、それをすれば楽しい⤴︎と知っている
こと、我慢すればもっといいことがある✨
と納得できることが、動機づけとなります。
「ダメ❗️」を教えるのはもちろん大切です。
同時に、できたことをほめること、
できるための楽しい経験を積んでいくことも、
大切にしていきたいですね。