ときめきとルーティン
怖いお話をしましょう…。
私が子どもの頃、我が家にはピアノがありました。
グランドピアノです。
先祖代々受け継がれてきた…訳ではなく、ピアノを習い始めた小学生の私のために、両親が買ってくれたものです。
それの、何が怖い話なのかって?
実は私、ピアノが弾けません!
人前で披露できるレベルではない…なんて次元の話ではなく、本当に。
階名を呟きながら、右手でメロディをたどるのがやっとです。
左手?
左手は「グー✊」で待機です。
では、このピアノが無駄な買い物だったかというと、そうでもなく…。
練習嫌いだった私が、このピアノが嬉しくて、自主的に練習するようになりました。
…2〜3か月の間は。
楽譜がある程度読めるようになったことと、演奏できないなりにも音楽を楽しいと思えるようになったことは、
私にとって大きな収穫だったと思います。
上手に弾けなくっても、グランドピアノって、やっぱり心ときめきます❤️
ただし…。
グランドピアノです。
普段の生活スペースには置けなくて、離れの部屋に置くことになりました。
玄関を出て別棟に行くのは、やっぱりちょっと面倒くさい😓
なので、あまり長続きはしませんでした。(大人になった今では、両親には申し訳なかったと思っています…。)
子ども自身の「やりたい」意欲を引き出すために、心ときめく仕掛け✨は有効です。
同時に、習慣として定着させるには、日常の動きの中で、自然に取り組める工夫もまた大切ですね。