ハイタデンカ
ある日、Aちゃんが登園してすぐに口にしたことばです。
「ハイタデンカ」…❓
一瞬、何のことだか分からず、スタッフ一同キョトンとしてしまいました。
でも、ちゃんと手がかりはありました。
①自分のほっぺを指差すAちゃんの仕草
②Aちゃんが妖怪👻を気に入っていること
③付き添って来られたお家の方の「歯🦷が痛くなるんだよね」という声かけ
「水木しげる 世界の妖怪大百科」2005.11.20より
これら、3つのヒントから得られた答えは、ベルギーの妖怪「歯痛殿下」ですね。
「歯痛殿下」を知っていれば、お気に入りのお化けの名前で、「歯が痛い」ことを伝えることもできそうですね。
ところで、Aちゃんのご家族のすごいところは、Aちゃんの興味や、覚え始めたことばをしっかり把握していて、
伝えようとしていることを、上手にくみ取っていらっしゃるところです。
ご家族のこうした関わりが、Aちゃんのコミュニケーション意欲を高め、
ことばの発達につながっているのでしょうね。
また、スタッフにもAちゃんの興味・ことばの情報を共有してくださるのも、
センターでの活動の大きな助けになっています。
何に興味を持っているのかな?園やセンターでどんな活動をしたのかな?といった情報を、
関わる大人みんなで共有することで、お子さんのことばがくみ取りやすくなります。
お子さんの「話したい」意欲を高める環境を、ぜひ一緒に作っていきましょう❗️